生きてていいよ、たぶん

誰かのために生きたい

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

私戦4

一つの終わりを目の前にして、ほんの少し、ほんの少しだけど追いすがってしまった。 その一つの終わりは、僕にとって本当に意味があって、或いは、僕以外の何者かについてもはるかに意味のある、何か。 終わりは、来る。 全てに。 僕は時折、全ての終わりが…

過去を打ち遣る

理解と共感は四次元空間のへそとつま先。 教室の窓、やがてくる夕立。 遠景から来る剥がれない耳鳴り。 ごまかしごまかしやってきた君が、僕に目で言った。これがもう限界。 それでもうおわり。 あのベンチからは多くが見渡せた。 電器屋の有害電飾が綺麗だ…

私戦3

頭の悪い奴が考えて設計をしたんだろうな、小汚い家々がひしめきあってる街を歩いた。 雑で雑で、猥雑で、乱雑で、かける言葉もその必要もない吐き捨ての街。 ゴミ置場みたいな路地からうまそうな匂いがした。醤油を焦がしつけてるみたいな匂いだった。 ほん…